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 そろそろと
   秋の気配です
   

 ここでは、普段から私が考えていることを徒然に書いていきます
 内容は何を書くかわかりませんので、暇な人は見ていってください
 ひょっとしたら私の性格分析ができるかもしれません。


 【9月編】

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猛禽の部屋へ


 

★2002.9.30 ・・・・・  アカトンボ・1  ・・・・・
 アカトンボというと、秋を思わせる風物詩として昔から知られているし、一番なじみのあるトンボだと思うのですが、意外と一般の人には知られていない生態をもっているトンボなのです

 みなさんは、アカトンボと聞いて、どのようなことをイメージするのでしょうか? 童謡にあるように、「夕焼け子焼けのアカトンボ〜♪」の歌は有名で、知らない人はいないくらいなのですが、まあ、ほとんどの人は「秋になったらたくさん発生するトンボ」くらいにしか思っていないのではないでしょうか?
 アカトンボの生態なんて知らなくても、別に何にも困らないのでかまわないのですが、興味のある方は  こちら  をご覧になってください。なかなか、簡潔に解説がしてあって、非常にわかりやすい内容になっています (できれば、一読してアキアカネの生態を理解してください)
 読んだ方には、わかると思うのですが、その面白い生態とともに、人間の生産活動と非常に密接な関係を持った昆虫であることがわかります。ところが、最近では、秋の風物詩とも言えるこのアカトンボが減少しているということが、日本各地で報告されていますし、確かに恐ろしさを感じるほどの群に出会うことも、最近は記憶がありません。どうして、この赤トンボが減ったのでしょうか?

 しばし、ご自身で考えてみてください!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 いかがでしょうか?

 恐らく、ほとんどの人が、第一勘で、「耕地整理や用水の整備などで、生息環境が悪化したのではないか?」・「農薬などによる影響ではないのか?」・「産卵をする田んぼの減少ではないのか?」・・・・・などというようなことを考えたのではないのでしょうか?
 たぶん、それが普通の人の発想だと思いますし、そのようなことがアキアカネ減少の原因として正しいのかもしれません。


 「待てよ!」・・・・・と、疑われた方や、「それは、違うかも・・・・・」と疑問に思った方は、今しばらく考えてみてください


 こんなに、引っ張ってしまってイイのだろうとは思いながらも、もう少し引っ張ってみます。僕の推理の仕方や、考え方を理解している方は、また、へんてこな考え方を押しつけるのかと思われそうですが、まあ、しばらく我慢してください
 僕の身近な人なら、よくわかっていると思うのですが、僕の自然観の一つとして、自然を見る(観る)ときには「あらゆる生物は、人間の生産活動や人間の歴史と密着に結びついているのではないか?」ということがあります。自然や生物などは、単に一つの事象だけを見ているのでは、自然は理解し得ないし、関連する事象を正確に結びつけることによって、おのずと答えが見えてくるものだと考えています

 
 さて、いよいよ本題のアカトンボ減少の理由ということになるのですが、実は正確なことはわかっていなくて、いろいろな理由が考えられています。次に、  こちら  を読んでみて下さい

 どのように思われましたか?

 @「温暖化や異常気象が原因なのでは」と見る人もいれば、A「大型農機が入れるように、区画整理などで、田んぼを平らに、乾きやすくしてきた。そのため、アキアカネが産卵する水たまりが田んぼから消えてしまったのでは」と考える人がいたり、B「コシヒカリ、アキタコマチといった、人気のわせ品種の作付けが増えたためでは」という人までもがいます
 
 さあ、僕の思考回路を理解している人は、すでにわかったと思いますが、僕の考えはBなのです。まさに 「わせ品種の田植えは4月ごろと、従来よりも1カ月早い。そのため、一時田んぼから水を抜く『中干(なかぼ)し』も1カ月早まって5月下旬ころに。これがアキアカネのヤゴを直撃するのでは」・・・・・このとおりなのです

 このことは、あくまでも推論であり、確実に検証されたことではなく、実際のところは、アカトンボの減少要因は何が原因なのかはわかっていません。まあ、減少原因など、どちらかというとどうでも良いことでして、今日の本旨は、『どこまで柔軟な発想ができるか?』・『どこまでさまざまな要因の関係付けをできるのか?』ということなのでした
 それにしても、『日本トンボ学会会員の石田昇三さん(71)=三重県四日市市』・・・・・一度、一緒に山に入りたい人ですね〜

 いまだにデジカメが修理からあがってきません。たまには写真をと思って、最近撮影したものを探したら、このアカトンボの写真があったもので、考えていたら、ついついこんなに長くなってしまいました
 長々とおつきあいいただきまして、ありがとうございます

 まだまだ続きがあるのですが、また明日にでも・・・・・・・・


         いや〜・・・・・考えるって、楽しいことですね〜!




★2002.9.28 ・・・・・  パイ争奪戦   ・・・・・
 日本という国は、良い悪いは別としても資本主義国家です

 資本主義というのは、ここで説明をするべくもなく、基本的には競争社会であり、優勝劣敗な制度でもあります。ただし、日本は主要産業(自動車・電化製品)が輸出産業であることもあり、輸出産業を保護したりしていることは、国益上仕方がないことです。第一次産業を犠牲にしてまで輸出産業を保護してきたことは、承知の通りです

 現在は、その輸出産業すらもかつての姿はなく、中国などの新市場の開拓をするために、さまざまな安価な外国製品を買ってまでもして、消費先を探しているのが現状です。しかも、その内容たるや、製品を作るのも中国などの大消費地に工場を移転し、そこで生産したものを中国で消費するという形態にシフトしていっています。当たり前と言えば当たり前のことで、仕方がないことなのですが、それにより、国内の下請け会社などは、軒並み受注を減らされたり、納入単価を下げられたりと苦労を強いられているようです
 それはそれで、資本主義の原則に則って行われているのですから、仕方がないといえば仕方がなく、かつては日本も同じようなことをして、外国の産業界と競争をして、結果的に勝ちをおさめ、日本の輸出産業は急成長したのですから、仕方がない事と思えるのです

 さて、国内のさまざまな市場を考えてみると、不景気と人口減少によりほとんどの市場は小さくなるだけなことは明白で、現に、建設・証券・保険・製造業・宿泊サービスなどのさまざまな市場では、競争が激化して、不良と思われる企業は、その業界からの撤退をやむなくされてきました
 つまり、市場規模が小さくなってきたことにより、いわゆる「パイの争奪戦」がさまざまな業界で繰り広げられていて、その競争に負けたものは、業界から撤退せざるを得ないという状況にあります
 かつては、社会経済の変遷や生活様式の進展などにより、ある特定の業界だけの市場が小さくなっていったということは、希ではなく普通にあったのですが、今回のように、ほぼすべての市場において市場規模が小さくなるのは、歴史上でも初めてのことではないでしょうか?

 現在、そのような激烈な競争にあっていないのは、政治と行政の世界だけだと思っていたら、飛び込んできたのが『日銀による銀行の保有する株の買い上げ』でした。今更ながらと思ったのは、僕だけでしょうか?
 銀行の主要な取引先である中小企業が、どんどん減っているのに、銀行だけは、そのすべてが守られようとしているように思えてしまいます。ペイオフ解禁も先送りになりそうだし、健全な競争が行われている業界とは思えないのですが・・・・・
 報道などによると、政府は銀行へ再度の公的資金投入を考えているようで、柳沢金融相がクビになりそうです。柳沢氏は、ダメな銀行はつぶすという『ハードランディング』でやってきたので、僕としては、ひそかに応援していたのですが、政府内でも、株式市場からも見放されているような論調で報道されているのには、残念でしかたがありません




★2002.9.27 ・・・・・  男女の性差   ・・・・・
 ほとんど本は読まない僕なのですが
 電車に乗るときだけは、暇つぶしに週刊誌を読んだりします

 今日は、とても興味深い記事を見つけたので、ちょっとだけ紹介いたします
 その記事というのは、経済問題の論客として著名な森永卓郎さんの「本はともだち・・・・・リレー読書日記」というもので、いうなれば、書評と感想がミックスされたものなのですがとても面白かったので、紹介せずにはいられません

 その内容なのですが、『この5年間に何があった?』『女性達の「開放」は急変した』というタイトルがあり、簡単に言うと、女性の意識が、ここ数年かなりのスピードで変遷しているという内容で、「フロン」と「結婚したくてもできない男・結婚できてもしない女」という2冊の本が紹介されていました
 僕の想像していたことが、書いてあったので、思わずツボにはまってしまいました

 肝心なのは、その内容なのですが・・・・・
 「終身結婚制が崩壊しつつある」とか「男性と女性とでの意識レベルの差が大きい」とか、「男性は給料運搬人に転落する」とか、世の男性には非常に耳の痛いことが書かれています。これは、どのようなことを現しているのかというと、女性の意識(心理)というのは、どんどん変化(進化)していっているのに、男性の意識(心理)は、ほとんど変わっていないというもので、さまざまな意味での男女の性差を感じることができるし、生物学的にもメスが基本であるということがよくわかります

 たった2ページのものですが、実に興味深く面白いレビューでしたので暇な方は読んでみると面白いと思います
 掲載されている雑誌は、週刊現代(10/5号)のP172〜P173です

 女性は読んでもつまらないかもしれませんが、男性の方は必見です




★2002.9.22 ・・・・・  たこ焼き   ・・・・・
 せっかくの連休なのに、雨が降ってしまっては、どこにも出かけることはできません
 
 今日は、先日作った「たこ焼き」についてです
 「たこ焼き」の本場と言えば関西だと思うのですが、関西にでかけて行っても、まず「お好み焼き」や「たこ焼き」などは食べずに、居酒屋に直行してしまうので、本場の「たこ焼き」は食べたことがないのです。ですから、『本場の味』というものをまったく知らないのに、『本場風のたこ焼き』を作ってみましたので、今日はそのたこ焼きを紹介します
 たこ焼きと言えば、少し前までの山梨では、お祭りの露天のたこ焼きくらいしかありませんでしたが、数年前に「京たこ」というたこ焼きやさんが、山梨に進出してきました。開店当初は、長い行列ができるほど混雑していたのですが、今では、並ばなくても買えるようなのです。山梨の人に受け入れられたのでしょうか? それとも、「京たこ」さんはあんまり美味しくないのかな? 一度も食べたことがないので、何とも言えないのですが、今度は覚えておいて食べることにしてみます

 それでは、風流『本場風のたこ焼き』の作り方の紹介です
 まずは生地ですが、カツオで出汁をとった出汁汁に小麦粉を混ぜ込みました。それをたこ焼きの鉄板に5分目ほど流し込み、小さく切ったタコ・コンニャク・揚げ玉・紅生姜を入れ、再び、生地を流し込みます。この時の状態が1枚目の写真です

 しばらくしてから、穴からはみだした生地を丸め込んで、ひっくり返しながら形を整えました。それが2枚目の写真です

 そうして、できあがったのが、3枚目の写真の状況です。これに青海苔とカツオの削り節をのせ、おたふくソースをかけて出来上がりなのですが、はたして、本場のたこ焼きとはどこが違うのでしょうか。きっと、違うとは思うのですが、やはり、地元で食べなければ、本物の味はわからないのでしょうね



★2002.9.17 ・・・・・  鳥学会雑感   ・・・・・
 日本鳥学会の学会が東京で開催され、久しぶりに仲間と飲んできました

 日本鳥学会 は日本で唯一の鳥学における学会で、会員数は600人程度の学会です。以前は主な会員はアマチュア研究者とプロ研究者、それと学生さんだけでしたが、時代を反映してなのか、10年ほど前から、アセスメントに携わる関係者の方もたくさん会員になってきているようです
 今回行われた大会は、さまざまな研究者が研究している成果を会員の前で発表し、研究成果について質疑応答などを行うことにより、研究をより深めようというもので、数多くの鳥種や、研究テーマに沿った発表が行われました
 そのような発表を聞いているといつくか感じたことがあります。その中でも一番感じたことは、新しい手法を用いて研究を行ったり、新しい手法を用いた解析を行ったりしながらより科学的な解析を試みているという印象を強く受けました。ラジオテレメトリーやCCDカメラなどを用いての観察や、GISを用いての環境解析などに関する発表が最近は目立つようになってきました。また、遺伝子やDNAに関する研究も少しずつですが増えているような感じがしました
 猛禽の分野でいうと、以前は一般的な生態や分布に関するものが多かったのですが、今では、そのような発表はほとんど見られず、研究内容が細分化しているという感じを受けました。まあ少しずついろんなことがわかってきたということでしょうか・・・・・

 僕の場合は、発表の内容や研究がが云々ということよりも、なんとなく仲間の顔を見に行くのだけが目的となっているという、他の学会参加とはかけ離れた情けない状況なのですが・・・・・



★2002.9.16 ・・・・・  観察道具   ・・・・・
 観察道具というと、ちょっと何かなと思われますが、正確には観察機材と言った方がいいのかもしれません
 画像掲示板に載せようとしたのですが、アップすることはできるのですが、なぜか写真が半分くらいしか表示をされない状態になってしまいました
 そんなことで、今日はこの観察道具についてです

 猛禽の観察方法に関しては、人それぞれで、好みまで含めるとたくさんの観察の仕方があります。また、観察機材についても好みや好き嫌いもあります。「解像力の良し悪し」「レンズの明るさ」「ピンとリングの使い勝手」「長さ・大きさ」などなど・・・・・たくさんのメーカーからたくさんの機材が発売されていて、各人が、それぞれの好みや使い勝手に応じて、さまざまな機材を使っています
 双眼鏡一つとっても、倍率と明るさの関係だけでみてもたくさんの種類があり、TPOに応じて使い分けることができれば良いにこしたことはないのですが、なかなかそうもいかずに、みなさんそれぞれに、総合的に判断して自分の双眼鏡を決めていることと思います
 双眼鏡にしても望遠鏡(スコープ)にしても、どこのメーカーでも同じではなく、それぞれの特徴があり、また好みも分かれるところですが、決定的な違いもいくつかあります。双眼鏡や望遠鏡を使うときの一番決定的な違いは、ピントリングではないでしょうか? 右に回すと望遠側になるものと、反対に左に回すと望遠側になるものがあります。この違いは非常に大きく、使い勝手に大きく作用します
 それと、双眼鏡では違いはないのですが、望遠鏡のピントリングの位置です。鏡胴にピントリングがあるものと、鏡胴から独立して接眼レンズの先の方に小さくあるものとの違いがあります。まあ、慣れてしまえばさほど違いは感じられないのかもしれませんが、しばらくは、あたふたとしてしまうことでしょう
 僕の場合は、望遠鏡においてはピントリングが鏡胴部分についてなければ、ほとんどダメなのです。そのタイプに使い慣れしてしまっているので、体が記憶している鏡胴羽分に無意識に左手が伸びてしまい、ピントリングが上についているものはまったく使えないのです。長年使用しているクセとは恐ろしいものですね


 本日の写真は、観察機材の写真です。この機材は僕のものではなく、仲間のものなのですが・・・・・
 三脚の上にプレートを設置し、その上に機材がセットしてあります。左から望遠鏡・時計・双眼の望遠鏡・双眼鏡です。すべての機材が、光軸を同じ方向にセットしてありますので、双眼鏡で対象を見つけて、視野に入れるだけで、高倍率な望遠鏡や双眼望遠鏡で拡大して見るというシステムになっています。数年前からこのようなシステムを観察時に取り入れる人が少しずつ増えてきているようで、確かに便利な方法です
 普通は、双眼鏡と望遠鏡だけのシンプルな方法でセットする人が多いのですが、最近では、これにデジカメ用の望遠鏡や、ビデオ用の望遠鏡をセットするなど、非常に多彩な組み合わせで使用している人などもいます




★2002.9.13 ・・・・・  不思議なキノコ   ・・・・・
 いよいよキノコのシーズンインとなりました
 とは言っても、ここ10年ほどは、キノコ採りなどに出かけるヒマがないもので、今年も出かけずに終わってしまうと思いますが・・・・・

 キノコも紅葉と同じに高い山からおりてきます。枯れた有機物の樹木に根を下ろしたキノコの菌は、そこで菌糸を張り巡らせながら増殖をします。そして、菌糸が充分発達すると「子実体」というものを形成し、子実体が発達したものがいわゆるキノコになるのです
 ここまでは、別に不思議でもなんでもないのですが、不思議なのがその子実体の発生のメカニズムなのです。何が不思議かと言いますと、発生するのにはある刺激が必要とされているからです
 その刺激とは、3つあります。1つ目の刺激は水が必要とされます。野外においては、それは雨という形で供給がされます
 2つ目の刺激は気温です。子実体が形成されるのには、特に温度は関係ないようなのですが、子実体が成長する刺激として温度が関係するようなのです。成長する最高気温がだいたい19℃というのがその目安とされています。1日の最高気温が19℃前後の日が数日続いたりすると、菌糸の中にすでに形成されている子実体が一気に成長しキノコとなるのです。この発生温度が低いことが、「キノコは高い山からおりてくる」ということになるメカニズムなのです 
 3つ目の最後の刺激とは、なんと『本当の直接的な刺激』なのです。具体的には、菌糸が程良く伸長し子実体が形成されているものを、叩いたり蹴飛ばしたりして刺激を与えると、子実体が成長してキノコが発生するのです。他には自然界の落雷も同様なのです。これは直接的な刺激とは少し違うかもしれませんが、電気的な刺激を受けることによっても子実体は成長をすることが知られています。ですから、秋に荒天が続き、天候が不安定になり落雷が多い年などは、キノコの発生量も多くなるのです
 なぜこのような刺激を受けると、子実体が成長するのか、いまのところその正確な理由はわかっていません。それにしても、キノコとは不思議な生物ですね
(キノコ栽培においては、オゾンの刺激ということも確認されています。これは、栽培しているほだ木や菌床に、発生時期にオゾンを噴霧すると発生量が増えるというものです。なぜにオゾンを噴霧すると発生量が増えるのか? オゾンんの噴霧が刺激の一つとなるのか? 今のところ、何もわかっていないようですが、一応、オゾンを噴霧すると発生量は増えるようです)

 山梨では、8月以降台風も来ないし、9月に入っても例年より雨も少なく好天を維持しています。このような年は、キノコの発生などは多くを望むことはできません。キノコ採りに山に入っても不作であることは間違いありませんので、まあ、キノコ採りに行くヒマが無くてもあきらめもつくというものです

 本日の写真は、焼酎漬けにされた巨大マツタケの写真です。このマツタケは、驚くほどの大きさで、傘も開いていない状態で700〜800グラムほどありました。あまりにも巨大だったもので焼酎に漬けて保存しておいたものです
(残念ながら、採ったのは僕ではなく、知り合いなのですが・・・・・)



★2002.9.12 ・・・・・  国家論・その5  ・・・・・
 結局は、日本や企業に資金が乏しいということが結論だと思うのですが・・・・・

 「市町村合併」「出資法人等の民営化」「企業」「株安」・・・・・いずれにせよ、いままで大量にお金を使っていた行政機関や企業が、完全に資金難に陥っていることが明らかになり、どうも一般市民も、そのことに気が付きはじめているのが「長野県知事選挙」の結果であろうと思っています
 この選挙も、田中さんが勝とは思っていたのですが、結果を見ると、ダブルスコア以上の圧勝であり、得票率も50%以上を占めるなど想像以上の勝ち方でした。また、投票率も高く有権者の関心が高かったのも特筆ものです。この選挙結果だけをみると、「公共事業優先」という従来型政治からの脱却を県民も求めているのであろうと想像できます。恐らく一般の県民の方も、公共団体にお金のないことがだんだん理解してきて、無駄な出費をしてはいけないということを感じてきた現れではないのかと想像しています

 結局、国や地方公共団体にお金が無いことが、さまざまな事象の根本要因であろうと考えられます。では、この状況を打開するのには、どのような方法があるのかということを考えると、真っ先に浮かぶのは 「インフレ政策」 でしょう。インフレをおこすことにより借金を減らそうというものです。例えば、貨幣価値が10倍になってしまうと、国や地方公共団体、あるいは企業が抱えている借金は10分の1になってしまうというものです。一部には数倍程度の「調整インフレ」政策をとることにより、借金を目減りさせようという意見もあるようですが、インフレ政策というのはパンドラの箱を開けるようなものなので、少し前までは、いつかは調整インフレを行うのではないかと思っていたのですが、最近の政府や政治家の動きを見ていると、この政策はとらないのではないかと、最近は思うようになってきました。
 そこで出てくるのが、現代の廃藩置県と考えられる 【道州制】 です。資金の無い政府などは何の力もないことは、ソマリアや  の政府などを見ていれば明らかです。明治政府は、大名家の資産を没収することによりその資金を調達しました。現在の状況からみてみれば、資金を調達する術は、税金か国債しかありませんので、否応なく支出の削減が迫られます。かといって現在の国や地方の組織体系を考えると、いわゆる公共事業(公共投資)しか削減するものはないので、とりあえず、しばらくの間は、公共事業の削減が続くことでしょう
 かといって、公共事業ばかりを減らし続けるわけにもいきませんので、経常的な経費である人件費の削減をすることこそが、それによって浮くであろう経費を公共投資に充てるしかありません。そうして、景気の回復もあわせて図っていくというものです
 インフレ政策を行わないで、使える資金量を増やす(借金返済の充当分も含む)ためには、市町村合併→道州制、ひいては国家のあり方を変えなければならない唯一の方法なのかもしれません

 今の政治家や官僚では、恐らくインフレ政策を断行できる人もいないだろうし、危険を伴うような感じもしますので、インフレ政策ではなく、将来的にはゆるやかな道州制に向かうのかもしれません


 ちょっと、長々となってしまいましたが、国家とは、最初に書いたように「国土(領土)を持ち」「国民が存在する」だけではなく「政策を行う資金」といものもなければいけないのではと思った次第です。これはルワンダ・ソマリアなどを例にとっても言えるのではないかと思います。政府とは名ばかりで、実際は何の権限も政策遂行能力もないようです
 今の日本も、内実は同じではないのでしょうか? もしくは、その入り口あたりに位置しているような感じがしてなりません。もしそうであれば、これから、明治維新・戦後に次ぐ国家の大改革が行われるような感じがしましたので、少し書いてみました。ここに書いてあることは、あくまでも僕個人の推測の範疇をでませんので、これから日本がどうなってしまうのかは、実際は、誰にもわからないことですね




★2002.9.11 ・・・・・  国家論・その4  ・・・・・
 本日は、9.11グラウンドゼロから、1周年です
 「0911・カメラはビルの中にいた」・・・・・緊迫の映像に、身も震える思いでさきほどまで見ていました。ノンフィクションの説得力の凄さをあらためて感じざるをえない番組でした

 犠牲者の皆様には、心よりご冥福を祈りますとともに
 勇気あるNY消防士の活動には、頭が下がる思いでした

       God bress you



 さて、 、市町村合併や公団民営化の次に考えるのは、「大手企業の不祥事」と「株安」問題についてです。
 ここ1年ほどで、雪印・全農・三井物産・東京電力など、その業界の代表といいますか、日本を代表するような企業のさまざまな不祥事が明るみになってきました
 雪印の場合は、みなさんご承知のとおりです。狂牛病事件の時に、小金を稼ぐための食肉偽装事件(イカサマ行為)を働いたばかりに、雪印食品の存続すら図ることず、企業の解体という憂き目にあいました。この狂牛病事件のおりには、農水省は自分の責任を棚に上げ、狂牛病をBSEなどと呼称を変えることにより蓋をすることばかりで、いまだに原因解明は進んでいない状況です。これに絡んでは、日本ハムや全農フーズなどの他の食肉業者も同様な行為をしていたことが明るみになり、消費者の食品に関する不信感を大いに高めたことは言うまでもありません
 この件に関しては、企業の姿勢だけが問われている感じがするのですが、本来ならば「買い取り制度」自体も問題の一つと考えられるのですが、あまり話題にはなっていません

 一方 「株安」問題ですが、バブル全盛期の価格からすれば、株全体の価値は四分の一以下に低下してしまい、資産的な目減りは相当な額にのぼるでしょう。恐らく株全体の価値としては数十兆円の損害を被っていることでしょう。この資産の目減りは銀行や保険会社だけを直撃しているのではなく、自社株の売却によって資金調達を行っている企業を苦しめていることになっています
 この株価についても、今後、上がる材料もほとんどなく、当面は、この低水準を維持していくだろうと言われ、底なしの不景気を迎えてしまい、いまだ打つ手無しというのが、現状といったところでしょうか

 このような最近見られている事象にどのような手を打つことがベストであろうか? そこには、経済政策のみならず、従来の国家のあり方までをも否定しなければ、事態の打開につながらないのではないのかと、にわか評論家の僕は思っているのですが、いかがでしょうか。明日はそのまとめです



★2002.9.9 ・・・・・  国家論・その3  ・・・・・
 民営化といえば、今一番ホットなのが道路公団の民営化でしょう

 今夏には、道路公団が巨大なコンツェルンと化したのが明るみになりました。また、現在は道路公団の民営化手法や新規の高速道路整備についての議論が、猪瀬直樹氏が参加している日本道路公団などの民営化の在り方を検討する第三者機関「道路関係4公団民営化推進委員会」や、反対派の道路族議員や地方首長らの間で虚々実々と展開されています
 民営化推進論者や新規高速道路反対派は、民営化と新規高速道路の建設に反対し、地方や首都圏からは、道路の必要性を切実に訴え、熱い議論が展開されています
 民営化推進論者(新規高速道路反対派を含む)の主張は、計画通りに高速道路を造っていくと不透明な公団の運営とも相まって、建設資金の返済が永久に続くことになり、それがひいては国民負担に繋がるというのが、民営化(新規反対含む)の主旨にあります
 これに対して、反対派(高速道路推進派を含む)の主張は、公団の民営化については仕方がないが、新規高速道路の建設凍結には、 地方経済の発展のためや、首都圏の交通渋滞を回避するためにも大反対であるという感じでしょうか

 最近では、民営化派が新規建設する場合には、地元に相応の負担をかけるべきで、そうしないと再び返済が長期化してしまい。民営化しても、まったく真の主旨にそぐわないことになる・・・・・というのに対して、地方からは、今までは地方負担無しで建設してきたのに、これから地方負担を求めるのは地方の切り捨てに繋がると、真っ向から反対論を打ち上げています
 まあ、『卵が先かニワトリが先か』というような議論みたいなもので、どちらの言い分もわかるのですが、やはり今の経済情勢や、将来を考えると、ここで建設を凍結して、今後高速料金が安くなったり、数十年後には無料になる方が、多少なりとも物資輸送費の軽減につながったり、一般国民の旅行などにも経費の節減につながり、ひいてはさまざまな消費拡大にもつながると思われるので、国民全体の利益を考えると、僕は『凍結』に一票を投じたいと思います

 いずれにせよ、国鉄と同じように各種公団や郵便行政は、今後民営化されることになるのは間違いありません。そして、国家規模の事業が、国家ではなく民主導により行われることになり、完全に無くなるとは言えませんが、利権構造も小さくなるだろうし、巨大な中央集権国家が少しずつ小さな政府になっていく過程の一つと考えています。また、このことについても、結局は、資金が無いのが根本の原因なのでしょうか


 本日の写真は、先月甲府盆地の用水で見た光景です。イイおじさん達が何をしているのかと眺めていたら、右側のオジサンはタモ網を片手に持ち、左手のオジサンは棒を片手に持ち、用水の中を泳いでいる錦鯉を追いかけ回していました。そんなことでは鯉は捕れないよ!・・・・・と声をかけようと思いましたが、思いとどまりじっと見ていたのですが、やっぱり獲れませんでした。やはり、相手を知らなければダメですね



★2002.9.7 ・・・・・  国家論・その2  ・・・・・
 今日は、最近話題の市町村合併などについての考察です

 巷では、市町村の合併論議が盛んに行われています。どことどこの町が合併するとか、あるいは単独で存続をかけるとか、新しい市名は何という名前が良いとか・・・・・
 いずれにせよ、地方分権はこれから進み、新しい市や町が日本中でたくさん誕生することでしょう
 この市町村合併と呼ばれている制度については、僕がいろいろ申すまでもなく、地方の新聞紙上をそれぞれ賑わせているので、みなさんさまざまな情報を掴んでいると思うのですが、その本旨はどこにあるのかが、どうもマスコミの間では語られているように思われません
 市町村が合併するということは、逼迫した市町村財政のなかで、効率的かつ効果的に行政を行うことは誰しも知るところで、そこにはさまざまな問題も含まれています
 職員が500人の町が4つ合併すると、総職員数は2000人となりますが、実際は1700人程度いれば、今までと同じことができるので、削減された300人の人件費が節約されるので、その資金を福祉の充実や社会資本の整備に充てるのが、市町村合併の基本理念です
 あちこちの市町村では、エゴを剥き出しにA町と合併するのは良いけど、B町は嫌だ、などとセコイ裏話ばかりが目立ちます

 本当に市町村合併の理念を理解しているのなら、そんな小さなことばかり話題にすることはなく、もっと大規模な合併をすればよいのです。例えば、僕の住んでいる山梨には現在64の市町村があります。これが、今回の市町村合併では、おそらく20前後の市町村になることでしょう。
 それはそれで、かまわないのですが、本当は、2〜3の市になってしまえば良いのです。山梨くらいの大きさの県で2市くらい、静岡・長野クラスでは3市という具合にするのです。そうすれば、どうなるのか?・・・・・必然的に 【都道府県】 という組織がいらなくなるのです。恐らく、山梨・長野・静岡の3県では6万人くらいの県庁職員がいるはずです。すべてを削減できるはずはありませんが、半分くらいにはできることでしょう。これは、どういうことかというと 【道州制】 の導入にほかなりません
 北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州というようなかんじの8州程度にすれば、恐ろしいまでの経費(人件費)節減に繋がることは言うまでもありません。このことは都道府県の職員を減じることだけではなく、省庁の職員を減らすことにも繋がります。国では、各地方毎に出先機関を設けていますので、当然のことですが、このような出先機関もある程度はいらなくなるはずで、国・地方ともとてもスリムで効率的な行政組織ができ、経費の節減が図られるとともに、浮いた経費は社会資本の整備や、福祉などに回すことができるのです

 まったく簡単な構図だとは思うのですが、どこの首長や議員さんからも、そのような声を聞かないし、マスコミもそのことについては、まったく触れません。そこまで考えがいたらないのか? それとも、わかっていても言わないだけなのか? 
 この市町村合併を指導している国や都道府県からも同じです。この人達は、馬鹿ではありませんから、恐らく【市町村合併】議論が、【道州制】議論にまで発展するのを恐れているのではないかと想像できます。つまり、市町村合併は、市町村間の合併だけではなく自分たちの身分問題にまで降りかかってくる問題であるということを一番認識しているからなのです。たぶん、そのことに気が付いていないのは一般市民だけではないのでしょうか・・・・・

 まあ、現実的には、ここで小さな市町村合併が行われた十数年後には、このような議論もおきてくるとは思いますが、その間に不利益を被りそうなのは、我々一般市民のような気がします

 いずれにせよ、そうなると、明治以降築かれてきた巨大な中央集権国家の終焉に繋がると思うのですが、いかがでしょうか・・・・・


 本日の写真は、最近増えてきたセルフスタンドの写真です。最初の頃は、おっかなびっくり給油をしていたのですが、慣れてくればこれもまた楽しいものですね



★2002.9.4 ・・・・・  国家論・その1  ・・・・・
 国家といってもだいそれたことではなく、これから日本はどのような国になるのかということです

 国(国家)とは、ご存じのとおり「国土(領土)を持ち」「国民が存在する」して初めて成り立つもので、もちろん今の日本も立派な国家ですが、どうも最近のあらゆる動きを見ていると、いよいよ変革の時期に来ているのではと、思わせるような出来事が相次いで出てきました
 「道路公団や郵政事業の見直し」「大手企業の不祥事」「市町村合併」「長野県知事選」「株安」などの事象を見ていると、これからは加速度を増し変化していくとは思えませんが、日本はゆっくりとですが確実に変わっていくものと思えます

 では、どのように変わっていくのか、少し考えてみることにしました

 明治維新を経て後の明治政府の出現により、長く続いた江戸の幕藩体制は崩壊し、近代国家の道を歩み始めました。しかし、お金のない新政府は、大名家を取りつぶし、領地や石高を没収することにより、いわゆる予算を獲得し、中央集権国家を作り上げ、現代日本の基礎を作り、欧米諸国と並ぶ近代国家へと進展をしてきました
 しかし、現在は国も地方もいわゆる借金だらけになってしまい、この謝金財政が、この中央集権国家の根底を揺さぶりはじめているように思えるのです。だからといって、中央集権国家体制が崩壊し、まったく新しい国家制度が出現するとは思えませんが、蜘蛛の糸を張り巡らしたような細かく繋がっているさまざまな関係が機能をしなくなり、新しい体制が出現するという感じがするのです

 少し難しそうな話になりそうなので、ゆっくりと考えてみます



★2002.9.2 ・・・・・  へぎそば考  ・・・・・
 蕎麦を好きな人なら、一度ならず聞いたことがある名前だとは思います

 この 【へぎそば】 というのは、新潟県の魚沼郡にしかない特殊なソバです
 名前の由来は、「へぎ」と呼ばれる杉のセイロ(箱)みたいなものに小分けに盛りつけられたことから、「へぎそば」と呼ばれています。「へぎ」とは箱を作る材料である杉板をへいで作ったことから言われているようで、この地では、へぎそばが名産として知られるようになりました
 しかし、ただ単にへぎのなかにソバが盛られていればへぎそばになるわけではありません。他にもいくつかの条件を満たしていることが必要なのです
 まず、ソバにはつなぎとしてフノリ(布海苔:海藻)が使われることが必要なのです。フノリ自体は紫色をしているのですが、これを茹でて濾すと独特の香も消え、色も緑色になり、これをつなぎとしてソバを打ちます。ですから、できあがりも普通のソバとは違い淡い緑色になるのが特徴です
 そして、へぎへの盛りつけも大事です。地元では「手振る(てぶる)」と言うそうですが、小分けにして魚の鱗のようにへぎに盛りつけることが必要なのです
 この3点が満たされたものを 【へぎそば】 と地元では呼んでいます

 さて、肝心の味についてですが、つなぎにフノリを使っているせいでしょうか、とにかくつるつるとしてしなやかなのです。おまけに、適度にこしは強いのですが喉越しも良いという不思議な感じです。本来のソバは、喉越しが良くないのですが、とにかく「つるん」と喉を通るのです。何軒かのお店で食べたことがありますが、基本的には同じです。フノリの香りもすることなく、あくまでも普通のソバとして楽しむことができます。しかし、ソバ自体の味やソバつゆの味は、店毎に違うのは言うまでもありません
 他の特徴としては、普通のソバよりは少し水切れが悪いかもしれません。フノリのつなぎのせいでしょうか、茹であがったあともソバが水分をあまり吸うことなく、最後までつるんとした食感を保ちながら食べることができます。その分ソバのまわりには水分がついていて、ソバつゆが途中で薄くなってしまう傾向があります。ですから、ソバつゆの量も普通のソバ屋さんよりもはるかに多くの量があるのも特徴かもしれません

 ここで考えなければいけないのは、なぜこの地にだけこのような特殊なソバが作られたかということです(まあ、考えなくても良いのですが・・・・・)
 へぎそば発祥の地といわれている場所は小千谷や十日町です。ここでは、昔から有名な塩沢紬や小千谷縮、あるいは十日町絣・明石ちぢみなどなどの 【越後縮】 の主産地なのです。機織りの行程で織物の糊としてその粘着質を使われていたフノリをソバのつなぎとして利用されたということで、本当にこの地域独自の『食』ということです
・・・・・ここまでは、詳しいソバ屋に行ったり、ネットでも検索できますので、僕としては、次のステップを考えてみたいと思います。次の問題は、『なぜへぎに小分けにして入れるのか』ということです。織物の産地には、なぜか練り物(うどん・ソバなど)食品を食べる習慣があるのではないかと考えています。その理由は、ソバやうどんのほうが調理時間や食事時間が短くて済むということ。 あるいは、白米の場合だとおかずや汁物などが必要になるが、うどんやソバにはおかずもいらないし経済的であること。大量に作る場合でも、その準備や片付けも楽である。そんな理由から、たくさんの職工を抱えていた織物の町では、うどんやソバを主食の一つとして利用していたと考えられます。その食習慣が、現在も続いていることにより、名産地となっていったのではないかと想像しています
 職工さん達が交替でソバを食べるときにも、水分を含んでふやけないソバであることと、いわゆる普通のざるそばのようにランダムに盛りつけるのではなく、大きな「へぎ」のなかに小分けにして入れておくことにより、多少の時間が経過しても、きれいに美味しく食べられるという利点があり、忙しい織物業にはぴったりの食物になるのです
 このようにして考えていくと、「へぎそば」というものはこの地域の風土や産業、歴史と密着したまさに 【地域食文化】 と呼ぶのに相応しいものではないかと思わざるを得ません

 さて、十日町でへぎそばというと、「小島屋」さんというところが有名なのですが、隠れた名店と呼ばれているのが今回訪れた「由屋」さんです。知名度では小島屋さんより劣りますが、味では負けていません。一人で食べに入ったので、「へぎそば」はさすがに食べませんでしたが、今回は大ざるを食べてきました。ソバつゆは煮干しと鰹節の出汁が強烈に効いたもので、関東では珍しいかもしれません。薬味はネギと洋カラシなのですが、少し甘めのソバつゆには意外と洋カラシもあいます
 へぎそばというと、小千谷が一般的に有名なのですが、実際は十日町のほうが美味しいそうです。なぜならば、水の清冽さがぜんぜん違うのです。今回訪れた由屋さんは、十日町でも美味しいと評判のお店なのですが、場所も変えずに、けっして分店を作りません。その理由は、場所を変えると水が変わってしまい、ソバの味が変わってしまうため、いくら繁盛しようとも店を動かさないし、分店も作らないそうなのです・・・・・まったくその心意気や良しとせざるを得ません。こんなことも、まさに「地域食文化」を守ることの一つかもしれません

 十日町の由屋さん とにかくお薦めのお店です。メニューはソバと天ぷらしかありませんが、どちらも絶品です。特に春先は美味しい山菜の天ぷらが食べられますので、その時期が最高かもしれません